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cinema

「さまよう刃」 

「さまよう刃」

監督:益子昌一
出演 : 寺尾聰 、 竹野内豊 、 伊藤四朗

残虐な犯罪を続ける少年犯。彼らは“少年法”に保護されている。
最愛の娘が、少年達によって、凌辱され殺された。ある日、謎の密告電話により、失意のどん底に落ちていた父親・長峰重樹は、犯人を知ることになる。「我が国の法律では未成年者に極刑は望めない!」復讐が何も解決しない虚しい行為だと分かっていながら、父親は自ら犯人を追う…。
そして、長峰を追う2人の刑事。織部孝史と真野信一。被害者の絶望は、永遠に消えない。そして、少年達は犯した罪と同等の刑を受けることはない。法律を守る。という建前の正義を優先する警察組織に、不条理さを感じる刑事たち。それぞれが苦悩しながら、事件は衝撃の結末に向けて、加速していく…。

復讐しても失われた命が戻るわけではないとわかっていても、法律によって保護されている犯人に、望むような罰が与えられないとしたら、
やはり親なら自分が殺してやりたいと思う。
妻も亡くして唯一の家族である一人娘が残忍な殺され方をしたら、その憎しみはどれほどのものか・・

長峰は自分の死を考えていたんだろう。
犯人を追って長野に行った時泊まったペンションのオーナーが、彼に銃を渡した。
同じ娘を持つ父親としてなにかしてやりたいと思ったのだろう。

若い刑事織部も自分の職と法の狭間で苦悩していた、そしてやってはいけないこと、長峰に犯人の情報をもらす。
犯人を捕らえて銃を向ける長峰に、犯人の少年の命を守るために長峰に発砲した真野刑事。

誰もが法に不条理を感じながら、それぞれの立場を生きていくしかない。

犯人の少年に向けられてた銃には弾は入っていなかった・・
犯人を追っているうちに、殺すと言う行為ではない復讐を長峰は考えた。

私もいつもこういう事件をみるたびに、犯人に同じ苦悩、恐怖を味あわせてやりたいと思う。
それにしても、マスコミって腹が立つ。
加害者の少年より、被害者の父から加害者になってしまった長峰の方が悪者のように扱われていた。

切なく悲しい最後だった。
静かに淡々と進んでいった映画だった・・

「さまよう刃」公式サイト
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2009/10/21 Wed. 22:24 | trackback: -- | comment: -- | edit