09 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 11

cinema

「ハート・ロッカー」 

「ハート・ロッカー」
監督・製作 : キャスリン・ビグロー
出演 : ジェレミー・レナー 、 アンソニー・マッキー 、 ブライアン・ジェラティ 、 レイフ・ファインズ 、 ガイ・ピアース 、 デヴィッド・モース

2004年、イラク・バグダッド。駐留米軍のブラボー中隊・爆弾処理班の作業中に爆発が起き、班長のトンプソン軍曹が爆死してしまう。トンプソン軍曹の代わりに派遣されてきたのは、ウィリアム・ジェームズ二等軍曹。彼はこれまでに873個もの爆弾を処理してきたエキスパートだが、その自信ゆえか型破りで無謀な行動が多かった。部下のサンボーン軍曹とエルドリッジ技術兵は彼に反発するが、ある事件をきっかけに打ち解けていく。

予告を観た時から、どうしようと迷っていた映画。
恐そうで、観てられるかなって思ってたけど、観てきた。
ずっと緊張して観ていた。
最初のシーンで防護服を着たトンプソン軍曹(ガイ・ピアース)がロボットがトラぶったため、自ら爆弾処理に行くところから、もう伏せ目がちで観ていた。
回避の途中で爆破してトンプソン軍曹は即死してしまった。
最初から汗が出た。
代わりの班長として赴任してきたジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)「S・W・A・T」を思い出した。

「2004年、イラクに陸軍の爆発ブル処理技術兵として訓練された兵士は、およそ150人しかいなかった。
爆発物処理班(EOD)の仕事はあまりにも危険なために、処理班の技術兵は戦地の他の軍人に比べ、死亡率が5倍高い。
同年、武装勢力は爆発物処理班のリーダーに、25,000ドルもの懸賞金を賭けていたと言われる。」

まさに命がけの仕事だ。
画面に「ブラボー中隊、任務明けまで○○日」と日が進んでいくのが、また嫌な緊張を呼ぶ。
なにか起こる、誰か傷つく・・
結婚して息子もできて、でも離婚したけど奥さんが家にいるんだよと話すジェームズ、彼女は作らない、こどもなんてもてないというサンボーン、
軍医にいつも話しかけてもらっているエンドリッジ、それぞれが毎日極限状態の中で任務を遂行していく。
緊張しすぎてふっと笑ってしまう自分がいた。
任務明けまで2日のとき、体に時限爆弾を括りつけられた男性を助けることができずに、解体を失敗し・・

あの爆弾を括りつけられた人が「家族がいるんだ、助けて」と言っていた姿が、絶望の表情に変わる・・やりきれないなぁ。
助けられなかったシーンは本当に怖かった。
なんとか生き延びたジェームズに、サンボーンが「俺はまだ死にたくない。息子がほしい」と言う。

ジェームズはまた365日の任務遂行のため新たな戦地へ向かう。

なんとも切ない映画だった。
ドキュメントを観ているような気持ちだった。
こういう任務が必要でなくなる日は来るのだろうか・・

ノホホンと日々暮らしている私には想像もできない世界だけれど、自分の亡き父がかつて戦地で地雷によって片足と
もう片方の足の指を1本失っている。
父が戦争に行ってから何十年と経っているのに、まだ世界のどこかでは戦争が続いている。
傷つき、悲しむ人がたくさん生まれるだけの戦争になんの意味があるというのか。

「ハート・ロッカー」公式サイト
スポンサーサイト
2010/03/10 Wed. 20:03 | trackback: -- | comment: -- | edit